
肩のラインをはっきり出す服も、腰まわりに広がりを足す服も、逆三角形体型の選択肢です。まずは肩を生かしたいか、控えめに見せたいかを決めましょう。同じボトムスで上衣を替えると、好きな輪郭を探しやすくなります。

逆三角形体型は、肩を含む上半身に対して、腰やヒップ側が相対的に細く見える輪郭を指す服飾上の言葉です。#CBK magazineでも、上半身と下半身の量感を比較して説明されています。
ここでいう「腰」はウエストのくびれだけでなく、ヒップ付近まで含めた見た目の幅です。肩幅が何cm以上なら該当する、という基準は設けません。この呼び名から健康状態や筋肉量を判断することもできません。
骨格診断のストレート・ウェーブ・ナチュラルとは別の整理です。骨格診断アナリスト協会の分類では、身体の厚みや質感、骨・関節なども扱います。肩が広く見えるだけで、ナチュラルと決まるわけではありません。タイプ別の形や素材は骨格ナチュラルの服選びに分け、ここでは上下の輪郭を比べます。

肩幅の数値に加え、袖の付け方、肩先の装飾、生地の形の保ち方を見ます。同じ幅でも、肩先にボリュームがある服と、布が腕に沿って下がる服では輪郭が異なります。
「肩を控えめに見せたいから」と小さいサイズへ替えると、動く余地まで減る場合があります。見た目はデザインで比べ、必要なゆとりは残しましょう。

次は試すための候補です。型や素材で輪郭が変わるため、全身で確認します。
肩先の形が出るジャケットに、細身またはまっすぐなパンツを合わせ、上側の輪郭を楽しむ組み合わせから試せます。
ワイドパンツを合わせ、上下とも量感を出す選択もあります。
肩先の装飾が少ない上衣に、腰から裾へ広がるパンツやフレアスカートを合わせる候補があります。上衣を小さくする代わりに、下側へ量感を足した輪郭を試す考え方です。
裾に幅があっても腰側は細い服があります。商品名の「ワイド」だけで選ばず、正面でどこから広がるかを見ましょう。
手持ちのストレートパンツに、A「肩先の形が出るジャケット」とB「肩の装飾が少ない上衣」を合わせる比較の想定例です。実際の試着結果ではありません。
メモは「肩の形が好き」「腰の広がりを足したい」「背中が窮屈」のように、見た目と着用感を分けます。肩を控えめに見せたいのに二着とも上側が目立つなら、上衣をさらに大きくする前に、同じ上衣でボトムスをワイドパンツへ替えて比較します。
上衣二着の丈や色、素材も違う場合、差を肩の設計だけの効果とは言い切れません。まずは組み合わせ全体で選びましょう。

好きな輪郭でも、腕が動かしづらい、座ると腰がきついなら型やサイズを見直します。ユニクロの採寸案内でも区別されるように、身体の「ヌード寸法」と服の「仕上がり寸法」は別です。買う服のサイズ表と測り方を確認してください。
男性向けの骨格3タイプを詳しく知りたい場合は、メンズ骨格診断の服選びへ。逆三角形という呼び名だけで、性別に応じた服装や理想の比率を決める必要はありません。
服を着た輪郭の比較なら可能です。厚い上着やパッドを外し、身体をひねらず腕を自然に下ろします。写真は距離・高さ・倍率をそろえましょう。ただし写真上の横幅、肩に沿う採寸値、ヒップの周囲寸法は別の値なので、そのまま割って体型判定はしません。
左右の肩幅だけで決めず、着たときに窮屈になる側でも腕が動かせるかを確認します。そのうえで反対側の余りや襟のずれも見ます。両側で収まりにくければ別の袖付けを試すか、販売店や補正店に現物を見てもらいましょう。
厚さ、肩先への張り出し、ずれ、着用時の輪郭を見ます。取り外せるかも仕様欄で確認してください。パッドを含めて形を作る服は、外せば同じ形のまま小さくなるとは限りません。外した状態も販売店で確認できると安心です。
肩の窮屈さを我慢せず、肩まわりに余裕があるサイズや別の型を試します。サイズを上げて腰が余るなら、腰の調節機能がある服や上下別の組み合わせも候補です。補正できる範囲は服によるため、購入前に確認しましょう。
服飾では、上側が広く下側が相対的に細いという輪郭の説明に使われます。ただし記事によって肩、胸、腰など比べる場所が違います。女性向け・男性向けという表記より、何を比べているかを確認し、自分の好みに使える提案を選びます。
逆三角形体型の服選びでは、肩のラインを生かす日と控えめに見せる日があって構いません。同じパンツで上衣を替えたとき、残したいのはどちらの肩のラインでしょうか。その好みと動きやすさが、次の一着を選ぶ理由になります。